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ORCIDに登録してある研究成果のaltmetricsをImpactstoryで確認してみよう

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Mendeleyに自身の出版物を登録しさえすれば、Mendeley to ORCID使ってで5クリック(要する時間は10秒もかからないくらい)でORCIDと同期が取れること、既にご紹介しました。いやオレはResearchmapで業績管理したいんだ、という方にも、ResearchmapのORCID連携機能を利用して同期が取れることもご紹介しました。今回はORCIDとImpactStoryの連携機能を使って、ORCIDに登録してある出版物のaltmetricsを確認してみましょう、というコーナーをご用意しましたので、本エントリも画面キャプチャに沿って一部始終をご紹介。

その前に用語解説を(引用ばかりで失礼)。

altmetrics(オルトメトリクス)とは

altmetricsはこれらソーシャルメディア等における研究成果への反応をリアルタイムで収集し、そのインパクトを定量的に表示する新しい研究評価指標です。
岡山大学学術成果リポジトリ

オルトメトリクス(英: altmetrics)とは、学術論文記事の影響度を評価する指標のこと。学術雑誌の影響度を示すインパクトファクター (IF) や、研究者個人の被引用数を示すh指数などでは定量化しにくい観点から学術研究を評価するために2009年から2010年頃に提唱されるようになった考え方、およびそれに基づく代替的な指標の総称である。”alternative metrics”(代替的指標)の2語を組み合わせた造語であり[1]、2014年現在は和文中でも英字で記載されることも多い。
オルトメトリクス – Wikipedia

ImpactStory(インパクトストーリー)とは

“ImpactStory”は、影響力を調査したい学術成果等について、Google Scholar ProfileやDOI、PubMedのIDから論文を、GitHubからソフトウェアやSlideShareからプレゼンテーション等をインポートできるようになっています。分析は、Facebook、GitHub、Mendeley、PLoS、PubMed、Twitter、Wikipedia等を対象として、研究者もしくは一般の方という属性と、閲覧・議論・保存・引用・推奨といった研究活動への係わり方(評価のされかた)の2つの次元で行われ、その結果が表示されるとのことです。
あなたの成果はオンライン上でどれほどの影響力があるのか? ImpactStory公開 | カレントアウェアネス・ポータル

ImpactStory(インパクトストーリー)の指標は、SNS上で指標を計る同様のWEBサービス、Altmetric(オルトメトリック)が採用している「Altmetricスコア」と違い、各SNSの参照数合計をそのまま数値として表示するのではなく「saved」、「cited」、「discussed」、「recommended」等のボタンで表現されて※おります。
SNS上での影響度の指標はこのボタンをクリックすることで、どのようなSNSサービスからどれぐらいの参照量があるかなど、詳細が表示されます。
ImpactStory(インパクトストーリー) | 学術関連 用語集 | 学会誌・学術印刷やXML制作|レタープレス株式会社

では、行きましょう!ImpactStoryにORCIDの情報を読み込んでaltmetricsをチェックしてみます!

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https://impactstory.org

先ずは上記URLにアクセスして、画面右上にある「Log in」をクリック。

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メールアドレスとパスワードを入力してサインインします(新規ユーザの方も数秒でアカウント作成できます)。

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ログイン後の画面がこちら↑。名前(この場合、「Keita Bando」)の下にある水色のボタン「Connect more accounts」をクリックしてみましょう。

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ImpactStoryでは、figsharegithubなど多くのサービスと連携できるのですが、「ORCID」を探し出して初期設定ではオフ(off)となっているスイッチをオン(on)に切り替えます。

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すると、ORCIDのiDを入力せよ、という画面が表示されますので、指定された形式(http://orcid.org/xxxx-xxxx-xxxx-xxxx)に沿って入力しましょう。参考までに私の場合は次の通り。

http://orcid.org/0000-0003-0485-8891

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orcid ID入力しましたら、緑色のボタン「Connect to ORCID」をクリッククリック。

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一瞬で同期が終わり上記画面になるかと思います。先ほどonにした状態が分かりますね。では画面左上にある水色のボタン「Back to profile」をクリックしてORCIDの情報がインポート成功しているのか確かめましょう。

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素晴らしい!この場合、ORCID+altmetrics=Impactstoryが見事に表現されたといってよいでしょう。

さて、そろそろお気付きになったかと思います。画面右上にある「Impactstory Advisor」バッヂ。またしても恐縮です。。

Screenshot_2014-05-30_06_09_22   さて、そのアドバイザーバッヂの下にある「Open Access」とやらが気になりますね。カーソルを合わせると私の場合「シルバー(Silver)」レベルと表示されます。シルバー>ブロンズ(Bronze)>ゴールド(Gold)という順でオープンアクセスレベルを提示してくれるんですね。おかしいなぁ・・ゴールドレベルだと思い込んでいたのに。。みなさんのオープンアクセスレベルは如何でしょうか??

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さて、最後にImpactstoryが表現するaltmetrics指標「saved」「cited」「discussed」「recommended」あたりを見て終わりましょう。要するに、その論文がどれだけ(文献管理ツールなどに)保存(saved)されたか、twitterなどのソーシャルメディアで言及(discussed)されたか、などを表してくれてるんですが、数値が高いと「highly discussed」なんて表示がされて色も目立つようになったりするのです。じゃぁ、どれかひとつそのボタンをクリックしてみましょう。ここでは画面上の矢印が指しているのをクリックしてみます。

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おお、懐かしい。昨年月刊DRF(2013年10月号, No.45)に寄稿したヤツですね。

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月間DRFに掲載して頂きましたし、ブログにも原稿コピペさせて頂いたのですが、どうしてもDOIが欲しくって、figshareにアップしたものがたくさんの研究者に見られてる、というのが上記画面で読み取れます。そう、DOIってaltmetrics関係のツール(ImpactstoryとかAltmetric.comとか)にとって超重要ってことはこれまでもクドクド言い続けてきましたし、今後も言い続けていくでしょう。「151 figshare views」をクリックすると原文(figshareにアップしたもの)に辿り着けます(下↓の画面)。

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以上、Mendeley→(Mendeley to ORCID)→ORCID→Impactstoryという流れが結構イケルんじゃない?ってことを書いてみました。

 

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