Monthly Archives: August 2013

#ORCID Ambassador に就任しました

MyOpenArchive というプロジェクトを始めてオープンアクセスに興味を抱き(2007年)、ソーシャルメディアを活用した研究成果共有の可能性に思いを馳せて Mendeley を溺愛し(2010年)、学術コミュニケーションにおけるソーシャルメディア活用の可能性とその結果としての研究評価(インパクト)に関心が移って漂流した結果辿り着いた先は altmetrics(2011年)、な私の関心事。

そろそろ留まる場所はここかなと安心していた矢先に向こう岸に見えた次なる宝の島は、そう、ORCID

本日の御題は、現時点で私がもっとも関心を持つ ORCID でございます。


世界中の研究者に対してユニークな著者IDを付与することを目指すORCID、昨年末(2012年10月)にジレストリへの登録申請受け付けが開始して約10ヶ月経った現在(2013年8月)、200,000人以上の研究者がID発行手続きを済ませており、急速に認識も広まってきています。

そもそも「ORCID とは?」

ORCID team /2013 Board of Directors の一員でいらっしゃる NII(国立情報学研究所)の武田先生曰く・・

「論文著者の名寄せを国際的に行うNPOです。Elsevier, Springer,Thomsonなど主要出版社等、ACM, OCLC, Crossrefなど関係団体、Harvard, MITなど図書館などが参加者。」とのこと。

詳細については、同じく NII の蔵川先生による文献をご覧頂ければご理解頂けます。

蔵川, 圭. 著者の名寄せと研究者識別子ORCID. カレントアウェアネス. 2011, (307), CA1740, p. 15-19.
蔵川, 圭. 武田, 英明. 研究者識別子ORCIDの取り組み. 情報管理. 2011, vol. 54, no. 10, p. 622-631.


Elsevier・Nature Publishing Group・Thomson Reutersといった老舗以外に Altmetric.com・figshare・Symplectic といった Digtal Science チーム、F1000 などの新しい顔ぶれなど総勢70もの組織がメンバーとして構成されており、我が国からは唯一 JST(科学技術振興機構)さんがメンバーとなっているなど信頼性も抜群。

因に我が国からは前述の武田先生がボードメンバーな他、ネイチャー・アジアの宮入さんが ORCID community (ORCID Outreach Groups)に参加Technical working groups (Works Metadata Working Group) には愛知大学の時実先生が所属蔵川先生は Technical Working Group (Launch working group) ですね。

そして・・

Our first group of twenty-five ORCID Ambassadors hail from thirteen countries and include researchers, faculty and university administration, librarians, funders, association and publishing professionals.

ORCID Ambassadors as of 12 August 2013
Asia and Pacific Rim

Keita Bando, Digital Repository Librarian for Scholarly Communication, MyOpenArchive, Japan

ORCID Ambassadors support outreach activities across the globe | About ORCID

そんなスゴいメンバーが関係する ORCID に、私、この夏新しく始まった ORCID Ambassadors というプログラムを通じて参加させて頂くことになりました!

Look for Ambassadors at local, national, and international events such as the upcoming Japan Library Fair and Pacific Rim Digital Library Alliance annual meeting.

さらりと書かれていますが、私、ORCID Ambassador として手始めに今年の図書館総合展にてポスター出展をさせて頂く予定です(エントリーの際は大変お世話になりました> @arg)。

この ORCID コミュニティ、国内以外にはこんな気になる方々も参加されています。

ORCID Technical Groups
Technical Steering Group (TSG)
Victor Henning, Mendeley
ORCID community | About ORCID

Mendeley には現在約2,500,000の利用者がいて、このユーザが ORCID を利用することになれば、Mendeley・ORCID 双方にとっては勿論、研究者や他の出版社・関係者にとってとても便利になるに違いありません。
中の人やその周囲も同様なことを考えているようで


Mendeley のフィードバックページには「Mendeley は ORCID とうまくやってくれや」というリクエストが挙っています

#因に私、3 Votes しました。

figshare は既に ORCID 対応済み。figshare に登録してあるデータ(My data)をほんの数分で ORCID(の Works)へ取り込むことができます。Mendeley にもこんなのを期待。

さてさてお次はこの方。

ORCID community
ORCID Outreach Groups
Outreach Steering Group
Martin Fenner, PLOS and ORCID EU

ORCID community | About ORCID

altmetrics 界においても存在感大きい PLoS の Article Level Metrics を技術的に牽引している Martin Fenner。
とにかく私、現在一番 Martin を崇拝していて、彼のツイートブログは見落としがないよう一挙手一投足をチェックしております(完全にストーカー状態)。
そして勿論、Mendeley には Martin が立ち上げた ORCID グループが存在します。

ORCID は、冒頭に記した通り「名寄せ問題」を解決する為に業界一丸となって取り組み始めた活動ですが、時が経ち、そして何より ORCID と altmetrics の中心人物である Martin が強く関与していることで、「名寄せ問題解決」を超えた守備範囲になりつつあると感じています。

そんな Martin の最新 ORCID 紹介スライドがこちら。

ORCID Ambassador としての活動、地道に頑張りたいと思います。

Don't be shellfish...Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+Share on LinkedIn