図書館員は、研究者への #altmetrics 支援をいつやるか? 今でs(ry

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が刊行する情報誌”College & Research Libraries News”の2013年6月号に、
”Riding the crest of the altmetrics wave: How librarians can help prepare faculty for the next generation of research impact metrics”
と題した記事が掲載され、カレントアウェアネス・ポータルで概要が紹介されたり、ユサコニュース2013年第240号に詳細な解説記事「新たな論文評価指標Altmetrics: 図書館員が利用者に対して行うべき支援」が紹介されたり、と、日本の図書館業界でもジワリジワリとaltmetricsの認識が高まってきたように見受けられます。

因みに”College & Research Libraries News”では、2012年11月号にも
“From bibliometrics to altmetrics: A changing scholarly landscape”
と題した記事で、図書館員に対してaltmetricsを煽っていたりします。

「図書館員は、インパクト評価に関する研究者の知識と関心を支える重要な立場にある」

せっかくなの機会なので私も便乗して煽ってみましょう。笑

1. 最新の研究に基づいてAltmetricsに関連する議論の現状を伝える
Altmetricsを取り巻く議論の現状に精通することがはじめの一歩であり,そのためには関連文献を読むことから始めるのが良い。Altmetricsで示される指標はブログでの引用数や一般からのダウンロード回数など多様であり,学者による文献保存や引用とは異なる特徴を持っている。特筆すべき点としてAltmetricsの情報源となるMendeleyなどの結果と従来の引用傾向に相関があるかどうかを調査した研究や今後の可能性を模索した研究もあり,これらの文献を通じ図書館員はAltmetricsについて理解しておくと良い。

先ずは先行文献に当たる必要があるということですね分かります。
altmetricsは比較的新しい概念――altmetrics: a manifestoが初めて公開(v 1.0)されたのは2010年10月26日、その後2011年9月28日に改定(v 1.01)――と思われ、関連文献は然程少なさそうに見えますが、調べ始めるとさぁ大変、altmetricsの議論に至るまでの経緯を調べられた方によれば1665年にまで遡れ、と仰る!!違

そこでおススメしたい情報源がMendeleyのグループ”altmetrics”
ブログ執筆時点で399人のユーザがグループメンバーとして参加し、244もの文献情報が寄せ集められてます

私も新しい文献を発見したら都度シェアしてます、と言いますか、自分が最速で登録してやろうという意気込みで挑んでいますので、競い相手絶賛募集中です。笑

でも、Mendeleyのグループ、残念ながらグループ内検索とか出来なくて残念。。タグがあるけど・・うむむむむ。
本件については、API使ってグループ機能をよりよく使えるサービス開発をご一緒できる方も絶賛募集中です。

取り敢えず、日本語文献についてはこちらしかないので是非ご一読を!!

坂東 慶太.Altmetrics の可能性 ソーシャルメディアを活用した研究評価指標.情報管理.2012, vol. 55, no. 9, p. 638-646.

林和弘 (2013)「研究論文の影響度を測定する新しい動き- 論文単位で即時かつ多面的な測定を可能とするAltmetrics -」『科学技術動向』(2013年3・4月号) . 科学技術政策研究所

次。

2. Altmetrics関連ツールを研究者が利用する際のサポート
実際にAltmetricsを利用してみることで利用者からの問い合わせにも対応することができる。無料で利用できるImpactStoryはその手始めとして最適なツールである。

ユサコさん仰る通り、本記事の著者3名のうち2人はImpactStoryの開発者ということもあって、先ずはImpactStoryがオススメされています。

こちらを参照しながら使ってみましょう、ということでしょうか。
The easiest way to include ImpactStory metrics on a webpage is via our JavaScript widget, shown below.

ImpactStory似なaltmetrics toolとしては、Altmetric.comがあります。
ImpactStoryは非営利団単によるオープンソースであることを他のaltmetric toolと比較して最大の利点であり特徴としていますが、Altmetric.comはNature Publishing Groupの姉妹企業Digital Science傘下の商用サービス。故に有料ということでお値段は・・
一ヶ月に£45(約7,000円弱)出さないとAltmetric Explorerという詳細情報にアクセスできないという><
まして機関リポジトリへ記事毎にAltmetric Badgesを掲載するとなると一体幾らかかるのか><

しかし図書館員のみなさんご安心をっ!!Altmetric.comは図書館員(機関リポジトリ担当者)にとっても優しい企業なのです。

Free institutional repository support

It’s free to use our badges or API (the latter with some third party licensing related limitations) on institutional repositories as long as they’re open to the public.

Altmetrics in libraries and institutional repositories | Altmetric.com

図書館員(機関リポジトリ担当者)のみなさん!、無料altmetrics体験のチャンスです!!

或はもしaltmetricsに関心ある図書館員(機関リポジトリ担当者)さん、今年のOpen Repositories 2013は絶好のチャンスです!
Interested http://reachhighershasta.com/cheap/ in Altmetrics? Participate in a Focus Group! | OR2013
(私、2年連続参加してましたが、残念ながら今年は不参加無念。参加の皆さん、参加の皆さんによろしくお伝えをーー)

Open Repositories 2013でもaltmetric.comがfocus group sessionを開催するとのことで非常にホットな話題なaltmetrics、国内機関リポジトリで初導入するのは何処になるのか興味津々です!(K大H大T大?それとも?!)

3. Altmetricsに関する教育と啓蒙活動
図書館員は利用者向けの講習にAltmetricsを加え,デモをすることで告知と利用者の興味を刺激することができる。PLoSにおける論文レベルの指標やPubMedCentral,機関リポジトリなどから利用実績を集める作業を見せることでOA参加のメリットと研究者がどこに論文を投稿すべきかを検討する機会にもなりうる。こうした講習を通じ,図書館は研究の影響度を評価する指標が複数あることを利用者に気付かせる必要がある。Altmetricsの情報を共有することで,これまで研究者が参加を考えたことのないオンラインコミュニティへの参加を促すきっかけになるかもしれない。

こちらはもう、インディアナ大学の図書館員Stacy Konkielさんのこのビデオを見てもらえば振る舞い方がお分かりになるかと思います。

日本の図書館員さんも是非こんな記事書いてカレントアウェアネス-Eなどにガンガン投稿して下さい!!
New Opportunities for Repositories in the Age of Altmetrics

研究者・機関や政策担当者は、Altmetrics が研究評価や学術情報流通、さらに将来的に政策分析・評価にも利用可能なツールとして認識し、日本国内でも今後に向けた対応を始めておく必要がある。

Altmetrics は未だ発展途上の影響度測定・評価手法である。このため、データの可測範囲の拡大を活かして、研究者・機関・政策担当者それぞれの問題関心に沿ったデータの集計・測定に向け、今後それぞれの立場でユーザーとして利用の効用と限界を押さえて当該手法を使いこなすことが求められてる。

林和弘 (2013)「研究論文の影響度を測定する新しい動き- 論文単位で即時かつ多面的な測定を可能とするAltmetrics -」『科学技術動向』(2013年3・4月号) . 科学技術政策研究所

アノ林先生がこう仰っているんですっ!!!

いつやるか? 今でs(ry

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