Mendeley機関リポジトリ版という発想

2年振り2度目の参加を企てていたOAI8ですが、大人の事情により参加を見送ることを決断したのが3月末。

4/1投稿〆切だったポスター・アブストラクトは、昨年末より周到に準備を進め2月にはほぼ仕上げてはいたものの、所謂大人の事情により提出を断念。
この研究計画を陰ながらご支援して下さった皆様には、改めてお礼とお詫び申し上げます。実現できなくてすみませんでした。でも一番ガッカリきてるのは当の本人。凹
何処にも放り投げる的がなくなって途方に暮れているアブストラクトを、このままハードディスク(厳密にはドロップボックス)に眠らせておくのはMyOpenArchive魂に反する故、埋もれたままでも誰も困らないとは承知の上で公開したのが冒頭の文書。

本研究テーマを一言で解説しますと
「メンデレー機関リポジトリ版というのを構築してしまい、メンデレーのリーダーリップ(Readership Statistics)を指標として機関ランキングをつくってしまえ」
という内容です。

研究テーマの着想に至った経緯としては(非常にざっくりな流れですが)
・MyOpenArchiveの3回目リニューアルをメンデレーAPIを利用して構築出来ないか、と妄想
・メンデレー機関版に対する「こうしたらいいのに(≠こうしたら売れるのにw)」的な勝手要望を思案
しつつ、
スペイン高等科学研究院が作成し年2回公開している世界リポジトリランキング
メンデレーのグローバル・リサーチ・レポート
の2つを眺めながら、
「メンデレー・ユーザを機関毎に集約して、リーダーリップを指標にランキングつくってしまえば(つくれてしまうのは)面白い新しい試みかも!
オルトメトリクスにはこれまで著者レベル(Author Level Metrics。事例/ReaderMeter)と論文レベル(Article Level Metrics。事例/altmetric.com)ってのがあったけど、機関レベル(Institution Level Metrics)は新しい視点!
webometricsのランキングは半年に1度しか公表されないけど、この発想ならリアルタイムに算出・表示できる。
(でもきっと、こんなこと実現させちゃったら非難囂々かも)
と思った次第です。

メンデレーにはグループ機能があり、メンデレー機関版を導入している機関は「公式」グループが用意されている感じです(外観的に)。機関の中の動きを俯瞰する機能はメンデレー機関版にだけあっていいものかも知れませんが、機関グループは標準で用意されててもいいのに、と思っていたりしました。
そもそもメンデレー・ユーザは、プロフィールに所属の機関を入力できるので(但し任意入力項目)、じゃぁ勝手に機関毎にグループを集約すればいいのでは、と脳内に描いてみたのです。

しかしながら出鼻をくじかれたのは着想後すぐ。><
メンデレーのAPIを利用して構築してしまえ!という単純な発想でしたが、最初の過ちはそこに在りました。その時点で(現時点でも)のAPI仕様では構築不可能なことが判明。
ならばAPIが対応するのを待ちつつ、グローバル・リサーチ・レポートのデータを本研究目的として極秘入手(お願い)し、グローバル・リサーチ・レポートの追加版としてまとめてしまえば、取り敢えずそのランキングにどんな意味を見いだせるのかなど判断出来るし、何もやらないよりは何かしら意味を見いだせるのでは、・・とデータ入手は途中までうまくいっていたのですが・・大人の事情がありまして・・
データさえ手に入れば或はAPIさえ対応してくれれば、webometricsのランキングと比較したりして、面白いと思ったのですが。。

この挑戦が意味あるものとして評価されれば、
・既に機関リポジトリのある機関では・・
メンデレーと機関リポジトリをつなぐことにより(事例/JISC DURA Project)これまでの登録資産が活きる
・未だ機関リポジトリのない機関では・・
メンデレーを機関リポジトリとして活用し、機関の価値を高めれる
といった、これまでのグリーンロード路線を一段次のステップに進めることが可能になるのでは、と妄想しました。

昨年夏、メンデレー・アドバイザー特権で、国内のメンデレー・ユーザが多い機関ベスト3を知ることが出来ましたが、東京大学(922人)→京都大学(824人)→大阪大学(486人)でした。
先のグローバル・リサーチ・レポートでは、メンデレーのライブラリにたくさん文献登録しているユーザがいる機関順トップ40では、東京大学(9位)→京都大学(24位)でした。こうしたユーザは、あくまで予想ですが、メンデレーを文献管理ツールとして利用しているわけですが、クドくてすみませんが私はメンデレーに対して未だに「セルフアーカイビング・プラットフォームとしての可能性」を信じ続けているモノのひとりです(他にそういう人がいるかすら知りませんがw)。
メンデレーでは、ユーザが自身の文献情報をマイ・パブリケーション機能でアップできるんですが、その情報をリーダーリップという指標でもって観察すれば、何かしら意味ある数値が出てくるのでは、と妄想していたわけです。

大人の事情で研究計画を実行することは断念したわけですが、こうした機会にもしまた巡り会えたならば分析・開発に挑戦してみたいですし、荒っぽい考えではありますがこうして公開したことにより、他の誰かが或は興味を示して下さる方々とご一緒に本テーマに取り組むことが出来れば幸いです。

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2 thoughts on “Mendeley機関リポジトリ版という発想

  1. Ryoji Fukada

    Keita-san,
    We come back from the 15th Fiesole Retreat in Singapore last week. Victor Henning came and did the Opening Keynote. Followed by Jason Priem on Altmetrics. If you have a Face Book connnection with Mr. Nobuko Miyairi of Nature APAC, she has some picutre of Victor and Jason. You should go and have a look there.

    We are now trying to make MIE working for Japanese language contents for the Institutional Repositories, a little bit like what ATLAS is doing withi their iPad Appli on Japanese language content. Everytime, when a Japanese language document should be put onto iPad, it will go and check the Metadata at the NII, compare it,
    and come back with the correct Metadata from NII,,,,,,. Regards,Ryoji Fukada

  2. keitabando

    Hi Ryoji-san,

    Thanks for your comment on my blog.

    I always follow her social media activity. Yes, I saw some pictures.
    I also would like to meet with them near future.

    I know how to Mendeley support Japanese language contents right now.
    It is that they open office in Japan right now, and hire me. :p

    Please tell so to Victor. lol

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