苦節8年、遂にCAデヴュー。「カレントアウェアネス」第324号に「ResearchGate-リポジトリ機能を備えた研究者向けSNS-」を寄稿させて頂きました、の裏話

長かったカレントアウェアネスへの道のり。頑張れど頑張れど声掛からずw やはり所属がMyOpenArchiveでは執筆機会がないものなのか、とヤケになっていたかいないかは定かじゃありませんが、今年の1月中旬、意表をつく記事執筆依頼メール受信。オープンアクセスでもMendeleyでもfigshareでもaltmetricsでもORCIDでもなく、御題が「ResearchGate」。 ResearchGateは以前から利用はしていたものの、深く理解していなかったというのが正直なところで、原稿に取り掛かるには相当な覚悟が必要では、と思いつつ、これも活動の幅を広げるためのひとつの試練では、と思い込んで筆を取ることに決めました。 条件として、

そしてここが一番重要ポイントでしたが、

  • 「DOIを付与したい」

と申し出て国立国会図書館関西館のみなさんにはお騒がせしました。 以前からカレントアウェアネス原稿にはDOIが付与されていないのがもったいないなぁ、と思っており、だったら著者最終稿でも、可能なら出版原稿でも、figshareやResearchGateに登録してDOIを取ればいいじゃない。引用したい人はカレントアウェアネスのURLか、DOIある方のどちらを引用すればいいか悩むと思うけど、別にイイじゃない(引用されるワケないんだからww)、と思いつつ。 こんな無茶なお願いにも快く了解頂いたのですが、出版直後に元京大・元国立国会図書館関西館・現九大の某はやしさんという匿名希望の方から

「2月以降NDL刊行物にDOIが付与されるようになった」

ことを教えて頂き、figshareやResearchGateに登録する必要ないことに直前で気づいたのです。 (facebookで)氏曰く

「誰も気づかないと思いますが、カレントアウェアネスでは今号より文末にJaLC DOIを表示するようになりました(してもらいました)」

とのこと。 本当だ。

坂東慶太. ResearchGate-リポジトリ機能を備えた研究者向けSNS-. カレントアウェアネス. 2015, (324), CA1848, p. 5-7. http://current.ndl.go.jp/ca1848 DOI: http://doi.org/10.11501/9396323

また、

本著作(CA1848)はクリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

ということで、ライセンスにせよDOIにせよ、望み通りの公開となったのです。 (その後、「しまったかっこつけずにやっぱり原稿料貰っときゃよかった」と後悔したのは言うまでもありませんw)

企画意図はタイトルにもあるとおりで、セルフアーカイビングプラットフォームとしてのResearchGateをもう無視することはできないと思い始めたからです。他にMendeleyやacademia.eduといったサービスがあるのにどうしてとりわけResearchGateを?というと、そのきっかけは本文の§3(2)でも紹介されている、DataCite DOIの付与開始と、世界リポジトリランキングでの華々しいデビューという2点でした。研究者の受けもよさそうなサービスなのに日本語解説が少ないし(現時点でもCiNii Articlesでノーヒット)、ここは記事化しておくべきだろうということで。その他の点も含めて企画者の意図を気持ち悪いくらいw汲んでくださった構成になっていて、坂東さんにお願いすることができて本当によかったです。 カレントアウェアネスNo.324感想(半分) – ささくれ

Keita Bandoさんの某原稿は期待通りのできでした。企画者の期待にパーペキに応えてくださった感。出版が楽しみですね。

Posted by 林 豊 on Thursday, June 18, 2015

普段の毒舌を知る私たちからしたら、どうしてこんなにヨイショなお褒めの言葉を頂けるのか理解ができませんが、私の様な者を企画段階で推して頂き、CAデヴューという機会を頂き、本当にありがとうございました。
3月末に初稿提出ということでしたが、都合半年間細かに校正をご対応頂いた前任の安原さんと後任の高城さんをはじめとする国立国会図書館関西館図書館協力課の関係者さまにも感謝を申し上げます。ありがとうございました。

なお、早速ですが誤植が見つかりました。訂正してお詫び申し上げますm(__)m

冊子版『カレントアウェアネス』の正誤情報
冊子として刊行した『カレントアウェアネス』内の以下の誤字・脱字や記載の誤りについて、お詫びいたしますとともに、訂正いたします。

なお、当サイトで公開しているHTML版の本文は修正済みです。

2015年6月20日

カレントアウェアネス No.324

CA1848 – ResearchGate-リポジトリ機能を備えた研究者向けSNS- / 坂東慶太

6ページ、右列、“4. ResearchGateの限界と可能性”の節の上から3行目
誤 : ResearchID
正 : ResearcherID

カレントアウェアネス 正誤情報 | カレントアウェアネス・ポータル

さて、2015年上半期はポスター発表と原稿執筆を頑張りましたが、下半期は全く予定ございません。何かご用命ございましたら是非お気軽にお声がけくださいませw

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